筑波愛児園の個別対応では、子ども一人ひとりのニーズに応じた支援を様々な形で行っています。
本園で生活している子ども達、自信のない子、話すのが苦手な子、我慢できない子、大人に不信感を持っている子・・・。
そんな子ども達を一人一人よく観察していると、
実は素敵な感性や意外な特技を持っていることに気付きます。
今回の個別対応で一緒に活動したT君。
実は手先が器用、なぞるのが得意、混ぜるのが大好き!
そんなT君の特性を生かしてジオラマを一緒に作ってみました。
これまで小さなペーパークラフトは作ってきましたが、こんなに大きな作品は初めて。
ビルの組み立て、木の作成とやることはたくさん!
完成までに20日間程度かかりました。
なかなか完成しないジオラマに、途中「もうやらない!」と投げだす場面も。
それでも、コツコツと作り上げた先には大きな喜びと自信が待っていることを感じてほしい、
そんな願いから最後まで一緒に作り上げました!
作成中は、T君の丁寧なハサミ使いや、豊かな創造力にもうビックリ!
「この木はどこに置こうか?」「電車もつくちゃおう!」と
お互いにアイデアを出し合いながらとても素敵な時間になりました。
さて、完成したジオラマはたくさんの職員から「すごいね!」と絶賛の嵐!
「この木はどう作ったの?」と聞かれ、
「このスポンジとボンドをよく混ぜるのがコツなんだよ」と
照れながらも嬉しそうに説明するT君の姿が印象的でした。
いつかT君がお父さんになって、自分の子供と一緒にジオラマを作るのかなー、
そんなことをふと思った今回の個別対応でした。
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