平成27年度を迎えて ~ 筑波愛児園 施設長 山口公一 ~
———-地域とともに在る施設をめざして———-
施設長 山口 公一
満開の桜とともに新しい年度を迎えました。3月には、大学進学者1名と専門学校生1名、就職者1名が、それぞれの夢に向かって旅立っていきました。
昨年度は、児童の支援機能の向上と強化を目指して、児童の親子関係を調整し、施設で暮らす大変さ、苦しさを和らげ、将来に希望を見いだせるよう、「家族療法事業」を導入し、大学等進学できるための制度を創設をいたしました。3月に、大学や専門学校へ進学者を送り出せたのは、この結果でもあります。
この施策や制度の導入に当たっては、児童の心に寄り添い、持続的に支援していただいている企業様、ボランテァ等、行政関係の方を含めて、皆様方の支援の賜物であります。
心から感謝申し上げます。
今年度は、さらに、「つくば市の子育て支援事業」を受託し、地域の子育て支援を担うことといたしました。
児童養護施設が有する子育て機能を、地域の方に還元することは、社会的役割として欠かせない状況になっており、特に、当施設は、東京都の児童が入所していることから、地域の理解を得るためにも必要度の高いものと考えております。
地域で暮らす人たちから、愛児園が地域に存在していてよかった!助かった!思って貰えるようになることを目指して取り組んでまいりますのでご支援くださるようお願いいたします。