平成26年度卒園式
平成27年3月15日、平成26年度卒園式が執り行われました。
今年度の卒園生は3名です。
3名の立派になった姿を見て、これまでの園での生活を走馬燈のように蘇ってきました。
感極まり、涙する姿が多く見られました。
以下に卒園生の答辞を記します。
◆太陽棟ひまわりユニット 高3:I.A(女)
私が愛児園に来たのは10年前です。最初はなんでここに連れてこられたのか全然訳が分からず、とても戸惑い早く家に帰りたかったことを覚えています。
愛児園では様々な行事に参加したり、たくさんの経験をさせて頂きました。皆と生活する中で、時には喧嘩をして言い争いになることもありましたが、今では全部良い思い出です。
4月からは大学に通い、児童養護施設の職員を目指して勉強をしたいと思っています。
今までお世話になりありがとうございました。
◆青空棟すいれんユニット 高3:S.T(男)
15年間過ごしたここを離れるのはとても寂しいです。
たくさんいろいろなことをしましたが、今は思い出すことができません。でも、とても楽しかった。
ここにいる間に初めて父ちゃんや姉ちゃんにも会うことができました。正直、何でもっと早く会いに来てくれなかったんだなんて思ったりもするけど、会えて嬉しかった。
ここには、たくさんの思い出があります。勉強をしなかったこと、職員に怒られたこと、反抗したこともあったけど、どれもいい思い出です。
4月からはラーメン屋に就職します。夢は大きくで、いつか自分で会社を興したいと思ってます。叶えられないかもしれないけど、夢を持つことは大事なことだと思うので、少しでも叶えられるように頑張りたいです。
本当は出て行きたくありません、まだいたかった。今まで育ててくれて本当にありがとうございました。
◆つくしホーム 高3:N,H(男)
正直、ここへ来た時のことは覚えていません。ただ、人見知りなので、最初は人を近づけないオーラを出していました。
でも、だんだん皆と仲良くなって、色んなところに行ったりして、徐々に自分が出せるようになりました。
小学校の思い出は、修学旅行で失態をおかしたことです。ここでは言えませんが、その時にT君が凄い顔をしていました。
中学校では、サッカー部に所属し、上下関係などの厳しさを学びました。
将来の夢は、まだ決まっていませんが、専門学校で土木関係を学びながら、夢を見つけていきたいと思います。
今までお世話になりました。ありがとうございました。
卒園式の後は、児童職員全員で地域交流スペースにて食事をしました。