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平成25年度 卒園式

更新日:2014年07月14日

平成26年3月15日、平成25年度の卒園式を行いましたkira01

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今年度の卒園者は、10年以上施設生活を送った2名でした。

式は在園児送辞、記念品贈呈、職員送辞などの工程へと進みました。

 

卒園者からの挨拶では、これまでの生活の思い出や感謝の言葉がありました。

その立派な姿から、今後の生活に向けての頼もしさを感じました。

 

 

改めて卒園おめでとうございます。未来に幸あることを祈っておりますrose03

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S.Kさんへ

ご卒園本当におめでとう。そして今までありがとうという気持ちでいっぱいです。

Kは平成11年2月に愛児園に来ました。不安そうな目をしながら、小さい頃のKは言葉で嫌なことなどを伝えるというよりは物などを投げたり、泣いていることが多かったね。自分で自分の気持ちを抑えることが難しかったことを今でも鮮明に覚えています。そんなKですが、以前は部屋担当制でKの部屋マーガレットを担当したことがありましたね。マーガレットでは同室の年下のYの面倒を良く見てくれました。着替えやタンスの整理整頓なども丁寧かつ優しく接してくれていました。Yが眠れない時は職員と一緒に近くにいて安心させてくれていました。その時から今の優しさが作り上げられていたのだと実感しています。年を重ねるごとに少しずつではありましたが、K自身の課題でもある人とのコミュニケーション、自分から意思表示をすることなど最近は特に変化を感じています。Kは自信を持って生活して欲しい。あなたが思うよりはるかにあなたは良いものを持っています。「自信を持って」

Kとの思い出はたくさんあります。被災地ボランティアに一緒にいって炎天下の中での作業にくさることなく一生懸命、汗を流し無心になって作業をしたこと。食べられない辛さのカレーを無理して食べているKとの時間。チームチャレンジに一緒にいって今までなかなか経験していなかった、人前での発表など一緒に何度も何度も文書を考えたこと。学校が嫌いであったKと毎朝のように格闘したこと。口癖のようにKに嫌われても良いと思っていることあなたが今後困らないで生活できるのであればしつこくもすることを宣言していたよね。だからぶつかることも多くむかつくことも多かったと思うけれどKとはその関係でいれて良かったと思っています。

これから笠間市にあるグループホームに引っ越しをします。なんだか実感が正直ありません。Kと一緒にこの筑波愛児園で成長を共にしてきた15年間だったから、いて当たり前の存在のあなたがいない生活はとても寂しく、心に穴が開いた状態です。いて当たり前の環境から生活を共にしない環境へとKは旅立ちます。しかし一緒に生活が出来なくてもあなたを思う気持ち関係はこれかもずっと続きます。どこにいてもあなたの味方です。そんな存在でこれからもあり続けたいと思っています。あなたの頑張りを近くで見てきた大人として本当に良く頑張ったね。あなたの人生はこれからです。辛い事・悲しいことばかりではなく楽しい事・嬉しい事がこの先待っています。Kが出会った人・これから出会う人を大切にしてください。Kが困った時に助けてくれるひと・協力してくれる人はあなたの周りにいる人です。ありがとうの感謝の気持ちとお互い様と思う思いやり、協力する気持ちがあればあなたを守ってくれます。Kはこれからお母さんを守る存在になります。嵩弥のこれからの目標である。東京で就職してお母さんを近くで守ることが早く実現出来るように頑張って下さい。がむしゃらに頑張ることが大切です。

これからの残り少ない時間で引っ越しの準備など一緒にやっていきましょう。あなたが頑張る姿をこれからも見続けて行きます。Kらしくあなたらしさを追求してもらいたい。他の人と一緒でなくて良い、あなたらしさが必ずあるから。

最後になりますが、Kから頑張る事・継続する大切さを学びました。あなたの笑顔に助けられました。素直になれないならないあなたに頭にきました。でもどれもKです。良い所・悪い所を含めあなたが大好きです。これからもずっとよろしく。K.Sに感謝の意を込めて「ありがとう」kira01

 

筑波愛児園  すいれんユニット職員 S.T

 


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